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花粉症を含むアレルギー性鼻炎の最良の対策は、何よりも患者さんご自身がアレルギー性鼻炎についてよく知って頂くことです。

山口県山口市の県庁近く、かめやまクリニックの花粉症・アレルギー性鼻炎について解説したホームページです。患者さんに花粉症を含むアレルギー性鼻炎に関する知識をしっかりと得て頂くことで、快適な生活をお過ごしいただけるよう、通常のホームページとは異なり、少し細かい内容まで解説をしています。

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花粉症を含めたアレルギー性鼻炎は既に国民病といえるほど多くの方が苦しんでいる疾患です。ただ、それにも関わらずアレルギー性鼻炎がどのような病気なのか?どのような対策があるのか?といったことはまだまだ理解されていないままに、なんとなく医師から処方された薬や薬局で販売された薬を飲んでおられる方が多いようです。
特にアレルギー性鼻炎は知識・理解の深さに応じて効果的な対策が取りやすい疾患でもあります。

こちらのホームページをご覧頂き、少しでも皆様がこの疾患に対しての理解を深めて頂き、うまくアレルギー性鼻炎と付き合っていく方法を見つけて頂ければと思います。

ご挨拶

耳鼻咽喉科かめやまクリニック
院長 金谷浩一郎

最近では花粉症などのアレルギー疾患が強調されるあまり、鼻炎症状をすべてアレルギー性鼻炎に結びつけて考える傾向がありますが、「鼻炎=アレルギー」ではありません。黄砂による鼻炎や感染による鼻炎・副鼻腔炎なども多く、これらを鑑別するのは内視鏡を用いて鼻の中の所見を丁寧に診ていくことが確実です。

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また、赤ちゃんをもつお母さん方が子どもさんの鼻水が出た場合にアレルギーを心配して病院を受診されることがよくあります。乳児の場合、成人のスギ花粉症のように純粋なアレルギーだけで重症の鼻炎をおこすということは、まずありません。むしろ、感染など他の原因による鼻炎のことがほとんどです。全てを「アレルギー」に結びつけて考えないようにして頂きたいと思います。

こちらのホームページでは医療機関での標準的なアレルギー性鼻炎の治療法をご説明していますが、
「アレルギー性鼻炎の治療はこうでなければならない」
と決まったものはありません。

重要なことは、鼻の最も重要な機能である「鼻呼吸」がスムーズにできて、快適に日常生活を過ごせているということです。
これが達成できるような方法であれば必ずしも医療機関での治療にこだわる必要は有りません。

ただし、本文でも書いてある通り、アレルギー性鼻炎の治療について、
下記の2点、

× ステロイドの内服はなるべく行わず、特にステロイドの注射は行わない
× 血管収縮剤の点鼻薬は、基本的に用いない

こちらについては、守って頂きたいと思います。

アレルギー性鼻炎のお薬は薬効からいくつかのグループに分けられ、その方の鼻炎の症状や鼻の中の所見によって使い分けたり組み合わせることで症状を抑える効果が何倍にも高くなります。
何でも薬をのめば皆同じという訳ではありませんので、お1人お1人に合わせた薬の使い方をご提案させて頂きたいと思っています。